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 企業音声情報ガイドラインセミナー
 グローバル経済化がさらに加速する中、日本企業も情報セキュリティ対策が企業間競争における競争優位の源泉の1つとなる時代が到来しており、企業を取り巻くセキュリティ情報収集装置(盗聴器等)による音声情報窃取に関しても、情報セキュリティの重要項目として認識し、適確な対策を講じることが必要とされています。また、新聞等メディアによると、経済産業省では不正競争防止法の更なる強化を進めているとのことです。
 そのような状況に対応すべく弊協会では、切に国内各企業への啓発の意味を込め、「企業音声情報のセキュリティ対策に関するガイドライン」を発表いたしました。今回の発表にあたり、多くの企業よりお問い合わせ、ご質問をいただき、弊協会といたしましても、音声情報の漏洩対策に関して多大な必要性を強く感じています。
 この度、同ガイドラインに基づいた企業音声情報漏洩防止講習会を開講する運びとなりました。各社の音声情報セキュリティを高めるべく、また、通信傍受対策を体系的に学ぶことにより、社員および関係者が日常取るべき対策とその意味、及び取らなかったことによる問題・影響についてなど、企業関係者であれば、最低限有しているべきとされる音声情報の基礎的なセキュリティについての講習会となります。 下記の如く、講座を開講いたしますので、皆様の受講をお待ち申し上げています。


  企業音声情報ガイドラインセミナーご案内
講 座 名 企業音声情報セキュリティ講習会
受講資格 :  企業に所属していればどなたでも受講できます。
受 講 料 15,000円 / 1名 (10名より)
修 了 証 講習終了後、弊協会発行の修了証を付与致します。
講習日程 お申込各社ごとに日程調整の上、実施いたします。
講習時間 講習会 13:00〜15:00 
カリキュラム: 別紙カリキュラムに基づき実施致します。
テキスト 「企業音声情報のセキュリティ対策に関するガイドライン」
お 申 込 会社/団体様ごとにお申込を受付いたします。
※ 詳しくは事務局までお問い合わせ下さい。

 企業音声情報ガイドラインセミナー開催報告
 2008年9月4日(木)に、同年5月に発表した「企業音声情報のセキュリティ対策に関するガイドライン(企業通信傍受対策に関するガイドライン)」に基づき、「企業音声情報セキュリティ講習会」がスタートするにあたり、その記念セミナーが銀座東芝ビルにて開催されました。
 弊協会も、おかげさまで活動開始から6年を迎え、今回、日本国内初の試みと言える音声情報のセキュリティ対策に関するセミナーの開催にまで至ったことについては偏に会員はじめ、関係団体及び関係者皆様のご助力の賜物と感謝するしだいです。
  さて今回のセミナーでは、IPA情報処理推進機構セキュリティセンター様、JFMA日本ファシリティマネジメント推進協会様をご招待させて頂き、受講者として弊協会法人会員である株式会社エヌティティエムイー、ALSOK東心綜合警備保障株式会社、NECファシリティーズ株式会社、リズム時計工業株式会社、FOR−S株式会社等の役職者を中心に約60名の方が参加されました。 また、日本初の試みという事もあり、NHK等メディア関係者の方々も多数お越しいただきました。  
 講習会では 弊協会専務理事・事務局長佐藤健次によるご挨拶に始まり、特別ゲスト講演として小川和久先生(軍事アナリスト)をゲストスピーカーに迎え、日本のセキュリティの問題点など、今後の日本企業の活動における音声情報対策の必要性などを講演していただきました。
 企業音声情報セキュリティ講習会において第1部では、「インフォメーションとインテリジェンス」と題し、弊協会理事で技術本部長である長谷川稔が講演を行いました。企業において音声情報セキュリティ対策がなぜ必要なのか?「日本人は情報弱者」と言われているがそれはなぜなのか?また「多くの日本企業には音声情報対策の考え方が不足しがちである。」との見地から、約1時間に渡り、企業音声情報の重要性についての広義が続きました。
 休憩を挟み第2部では、「情報資産の保全」と題し、「企業音声情報セキュリティ対策に関するガイドライン」の骨子であり、最も日本企業に伝えたいとされる企業音声情報対策の具体的施策について、引き続き長谷川講師が約1時間の講習を行いました。 企業音声情報における簡易・一般・専門等の3段階のソリューションに関するメリット・デメリットの説明、また、それらをどのようにして運用していくかといった運用例について図を用いて詳しく解説しました。また、専門ソリューションにおける対策機材である実機の紹介など、参加者全員が普段触れることの少ない音声情報の対策について熱心に講義に集中してらっしゃいました。 今後とも弊協会としてはこのような形で、各企業に対して個別に同様のセミナーを実施していく予定です。また、これらのセミナーが日本企業及び団体における音声情報漏洩対策の一助となるべく、これからも活動を展開してまいります

ゲストスピーカー 小川和久先生


熱弁を奮う長谷川講師


スライド資料より

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